母の入院に関して主治医の先生とお話をしました。
末期がん発見から2年、抗がん剤治療をやめ、緩和ケア治療を始めた時から覚悟はしていました。
ここ1カ月だろうと言われました。
思い出した伯父の死
20年ほど前に伯父が亡くなった時、それはそれはショックでした。
当時わたしも30代後半、まだ結婚していて下の子供もいない時。
伯父はメチャクチャ元気で楽しい人だったので、それががんで亡くなったものだから、とてもショックでした。
歳は60ぐらいだったと思います。
実はわたしの母も離婚していて父かたの兄なので、あまり行き来は少なく数年に一回冠婚葬祭などで会う程度でした(遠い親戚でもあるので)
姪っ子のわたしをとても気にかけてくれていました。
そういえば一回しか歩いた事ない(当たり前?)ヴァージンロードは
伯父と歩いたっけ。
悲しみから救ってくれたもの
伯父が亡くなった時
「あんなに元気な人でも死んでしまうんだ」
「人ってはかないものだ」
という思いにとらわれました。
病気や闘病の過程などもわからなかったので、余計に死のみがわたしの中でクローズアップされていからかもしれません。
その時、元旦那が仕事の研修か何かで手に入れた論文。
ネットからダウンロードしたものでしが、それを読んで救われました。
それは『生きがいの夜明け』という文でした。
生まれ変わりを科学的に解説しているもので、少しスピリチュアルな、人によっては胡散臭いと思われるものです。
もともとリインカネーションなど信じている方だったので、
すごく読みやすく当時は感動したと思います。
というのも…現在ほとんど内容は覚えていません。
たしか、子供が生まれ変わってくる過程をお話ししている場面があったことなど、断片的に思い出せるくらいです。
ただ生まれ変わりを説いた本でしたので亡くなった伯父に
「いつかまた会える」
と言う強い思いが残ったことだけ覚えています。
もちろん本当に会えると、今は思っていません。
でもその時にはそう思えることで
とても救われたのをはっきり覚えています。
人生はほどほどが生きやすい?
これは一つの考え方だと思っています。
確かそのあと文庫本になっている事を知り購入した記憶があります。
そして誰かに貸して…それっきりになってしまいました。
誰に貸したのか、どうしても思い出せません。
その後、この本の事はすっかり忘れていました。
でもそれくらいで良かったと思っています。
何にでもあまりのめりこんで傾倒しすぎるのはちょっと生きていくのが大変かなと。
この本は今では改定版が出ていてAmazon でも買えるようですが、あえて薦めません。
一つの考え方として読んでみるのは面白いかもしれません。
いろんな事件もありましたので、この本の考えでは解決しない、納得できない
それだけでは支えにならない…
そうも、今は思います。
平等におとずれるもの
歳を重ねたせいもあるのかもしれませんが、
死というものをひとつの事象として考えられるようになりました。
もちろん軽んじているわけではありません。
よく言われていることですが
すべての人に平等に訪れるもの、だからです。
いつか絶対にくるものだから
それがいつか分からないから
今をしっかりと精一杯生きる、
できれば楽しく思い残す事なく。
それは間違いないと思っています。
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