この年になると
「すごいですね」とか「さすがですね」とか
儀礼的に言われることはあっても、褒めてもらえる場面なんてそうそうありません。
ましてや「本当によくがんばった!」と大きな声で褒めてもらえて
とめどなく涙があふれました。
亡き母の寒中お見舞い

うちの母は友達を作らない変わった人だったので年賀状の付き合いも毎年10枚以下を必ずキープしていました。
亡くなった後はちゃんと知らせてと言われたかどうか記憶が定かではないのですが…
今年届いた母への年賀状に、7日過ぎに寒中お見舞いを送りました。
祖母の遠縁にあたる親戚や母が仕事をしていた頃の付き合いの人など
何十年も会ったことない人ばかりです。
その中にあって唯一最近まで会っていた方。
長年にわたり我が家の墓守をしていていただいていた親戚のおばさんには、
さすがにハガキ一枚の連絡では失礼なのでお電話しました。
大好きなひと
母の病気に関しても全て承知していましたし、亡くなる2ヶ月ほど前に母本人が電話もしていました。
なので亡くなったことを告げると大きく驚きましたが、あまり説明も必要なかったです。
「まだ病院で入院してると思っていたのに」と言ってくださいましたが。
ちなみに我が家の家系はかなり複雑です。
この人が一体どの親戚にあたるのかちょっと解りません。
祖母の母、わたしのひいおばあちゃん関連の親戚なのですが…
このひいおばあちゃん、3度も結婚したらしく
(理由は忘れたけどかなりの美人だったとか?)
なので親戚が複雑怪奇なのです。
それは置いておいて
お墓の近くにお住まいと言うことで、長年墓守をしてくれたおばさん。
美人でどことなく品があって彼女の話す長崎なまりが、
わたしは好きでした。
心からの感謝しか出てこない
長崎に住んでいた頃、よくこのおばさんの家に遊びに行っていました。
先日書いた記事のお墓の帰りも、こちらの家からの帰りでした。
長年にわたる感謝をのべて電話を切ろうとすると
「あんたたちは、本当によくがんばったと」
(あえて長崎なまりのまま書いています)
と、大きな声で言ってくださいました。
母は長崎から駆け落ち同然で結婚して、でもすぐ離婚をして、わたしを一人で育てて働いて家も買って。
わたしも離婚して仕事しながら子ども二人を育てて、めでたく上は社会人になって、下ももうすぐ大学生。
全部、知ってくれています。
「本当によくがんばったとよ!」
何度も何度も言ってくださって…
涙があふれてきました。
「本当にありがとうございました、どうかお元気で」
たぶんもう会うことがないだろう人に
心からの感謝の言葉を伝えました。
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