ちょっと、シエスタ

さぼりグセのある元ダメアラフィフ、現ダメアラカンが日々の出来事を気ままにつぶやきます

禁断の果実と死ぬまで守りたい約束

わたしには死ぬまで食べてはいけない果物があります。

死ぬまで絶対に食べてはいけない果実

それは「柘榴(ザクロ)」です。

 

理由は、幼いころにさかのぼります。

体が弱く毎週、熱を出して病院に通っていました。

40度の熱なんてしょっちゅうで、この時に高熱への耐性?がついたと思います。

 

諸事情で小学二年から、祖母と長崎で二人きりで暮らしていました。

 

その時、とても信仰心のあった祖母が私の体が弱いのが何とかならないかと

とあるところに祈祷をすることになったのです。

 

死ぬまで守る約束

それはある山の寺にある、鬼子母神様という神様に願をかけるものでした。

 

でも行ってお金を払ってお祈りして、お札もらって終わりとかではなく

一年以上も毎月毎月お寺に通ってお参りして

しかも祈禱日までに千羽鶴を折って納めました。

 

当時は事あるごとに祖母から「折り鶴を折りなさい」と言われ苦痛でした(汗)

 

時間をかけて準備をして、祈祷日(け、契約日???)を迎えた記憶があります。

 

そして、その鬼子母神様に命を預けた証として食べていけない果物

それが、ザクロでした。

 

鬼子母神(きしぼじん)伝説

鬼子母神は仏教に登場する神様で

子育ての体力のため人間の子どもをさらって食べていました。

 

それを見かねたお釈迦様は、鬼子母神の子どもを隠したのです。

 

子どもがいなくなり嘆き悲しむ鬼子母神にお釈迦様は

「子どもがいなくなる悲しみがわかったのなら、もう人間の子どもをさらって食べてはいけない」

 

鬼子母神に諭し、その代わりに

人の味のするザクロ(柘榴)を食べるようにと言いました。

 

ザクロ(柘榴)は人肉の味という例えがあります。

しかしこれは日本で生まれた俗説だそう

 

「鬼子母神様の食べ物であるザクロを一生食べない」

これが誓いでした。

 

守るのは、たやすかった

迷信と言われれば、それまでです。

 

そして長崎の暮らしが体に良かったのか

それとも免疫や抗体が備わったからなのか

すっかり健康な子どもになり、大きくなるにつれ病気とは無縁になり

願かけの効果は絶大、といえなくもない。

 

だから約束をずっと守っています

と言いたいところだけど、ずっと簡単なことだったんです

だってザクロを果物屋さんでもスーパーでも売っているのを見たことがありません。

 

約束を守るのに、何の問題もありませんでした

 

これまでは・・・

 

危険な食べものが並ぶスーパー

10年くらい前からでしょうか?

ザクロの健康効果、美肌効果に注目が集まって

ザクロジュースやザクロエキスなどいろんな商品が出来てきました。

 

大好きなスーパーライフでも並んでいます。

 

しかも、しかも!

スィーツの上にも、のる日が来るなんて!

想像だにしなかった・・・ 

 

ザクロ風味とか、非常に危険

 

しかし、もう還暦前

ここまで来たら絶対食べないまま死にたい

そう思っています。

 

※心新たに誓うため(苦笑)このブログは2020年5月に書いたものをブラッシュアップしています

今日もブログにおいでいただきありがとうございました。

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