昨日から母が入院しました。
それで少しバタバタしていました。
メインブログでも書いているのですが、2年前にがんであることがわかり手術
抗がん剤治療を何度かして…
そこから本人の希望で、抗がん剤治療はやめました。
そしてつい最近から「緩和ケア」という
痛みを抑える治療に切り替わりました。
しかし結局、痛みを取るためのお薬と言うものは吐き気を伴ってツライらしく
入院をして経過を見ていくことになりました。
もちろん長期ではなく10日から2週間ほどで退院を目指すものです。
禁断の質問
緩和ケアの先生と初めてお会いする日、付き添いが必要ということで病院に行きました。優しそうな女性の先生でした。
痛みのメカニズム
薬の種類の説明
今後の治療の方針
などを丁寧に説明してくださいました。
そして薬の服用を、一旦入院して先生監視のもと進めていくことになりました。
おおかたの説明が終わったとき母は禁断の質問をしました。
「先生、あと私どれぐらい生きられるでしょう?」
「いや、それは…」と思わず私が止めました。
が、母は食い下がります。
先生は今までの治療もしてないのに、これから診ていくのに
それをぶつけるのは…
先生は言葉を選んで、いいよどんでいましたが食い下がる母に明確に
「来年は迎えたいと思っています」
と言って下さいました。
”あなたの命はここまでです”
なんて先生は言えないですよね。
良く答えてくださったと思います。
薬があわずに急に体調を崩して、もう今にもダメかと思っていたらしく
母は少し納得をしたようです。
「8月の歌舞伎座、もう無理かと思ってたけど行けるかもね」
ボソッとつぶやきました。
病気であろうとなかろうと
楽しみと目標がないと生きていけません、やっぱり。
梅雨が終わるころには帰ってきてくれればいいな。
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