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大好きだったTBSドラマ「MIU404」が最終回でした。
ラストのとあるシーンに関して賛否両論だと思うので
ドラマの考察ブログは世の中にすごいのばかりで書くのがおこがましいけど
「書かずにはいられないぞ～っ！」
ということで書いてきます。
※ネタバレ含んでいるので「MIU404」最終回をまだ観ていない人は読まないでください！
物議をかもすシーン
「MIU404」は 綾野剛さん、星野源さんＷ主演の刑事ドラマ。
最終回では、このドラマのラスボスである久住（菅田将暉さん）を
主人公である志摩（星野源さん）と伊吹（ 綾野剛さん）が追い詰めていくのですが…
相棒である二人はすれ違ってしまい単独行動で久住に迫ります。
物議をかもす問題のシーンは
久住からドラッグで眠らされた伊吹が目覚めると、血だらけの志摩を発見
※その直前に、志摩だけで久住に対するシーンがあり銃撃された？と思わせてCMでした
瀕死の志摩のかたわらにあった銃を構える伊吹。
「殺すな…」という虫の息の志摩
でも伊吹は引き金をひき久住を撃ち殺す…衝撃の場面。
「えーーーっ！？」
さらに物議をかもす展開
観ている誰もが叫んだと思います。
主人公の一人が死んで、もう一人は刑事を捨てて人を殺す。
しかも、このドラマでは伏線として伊吹の大恩人である刑事のガマさんが、刑事だった自分を捨てて妻の復讐を遂げていたので
「これも伏線だったの？」と。
最悪の結末。
しかし、ここから、さらに驚きの展開が待っています。
もともと、このドラマはなぜか2019年を舞台で進んでいましたが
時は進んで2020年7月24日に。
東京オリンピックの歓声が聞こえます。
「え？」
すると今度は時がドンドンもどって2019年10月15日に…
志摩の声が聞こえます。
「どうにか止められるのなら、止めたいよな…最悪の事態になる前に」
ふたりは久住のクルーザーの中で縛られてて…
そう、最悪の結末はまさかの
「夢オチ」
だったのです！！！
そんなの、あり？
未来は幾通りもある
まあ今回の場合、ドラッグによる悪夢と言えなくもないのですが…
普通の刑事ものよりもリアルさを追求していたドラマだっただけに
最初は受け止めきれなかった。
でもよく考えると「MIU404」の中では、ずっと言われていました。
人は生まれた環境や、誰と出会うか出会わないかなど
何かしらのタイミングやスイッチで道が分かれる…ということ。
未来は幾通りもあるんだと
それは自分の選択次第なのだと。
ラスト、国立競技場前の車中にマスクをしたふたりが。
「毎日が選択の連続。また、間違えるかもなぁ」
「まあ間違えても、ここから、か」
ふたりがバラバラで行動した先には最悪の結末しかなく
でもオリンピックはあった世界。
ふたりが目覚めて一緒に行動した結末は久住を捕まえられて
でもオリンピックはなかった世界。
こんな世の中だから誰もが考えるのかも…
自分も書いていました。
東京2020のない世界でふたりは生きています。
久住はウィルスのような存在
最後に、このドラマのラスボス悪人・久住。
言葉のイントーネーションから大阪の子かなと思わせて
作中にも「母親と天王寺に住んでいた」とか出てくるけれど
最後には標準語になっていたから、
それもフェイク？
「10年経てばみんな忘れて、終わったことになっとる」
「神様の指先一つ、一瞬で、人も街もぜーんぶさらってまう」
と震災の犠牲者のようなセリフも出てきますが…
彼はどこから来たのか分からない。
だれにでも忍びよる、大きな悪には見えない得体のしれないモノ
まるで久住＝ウィルスとも言えるなと。
ドラマ自体もコロナに振り回されて
いろんな今、を取り入れたドラマでした。
「MIU404」すごく面白かったのでおススメ！
もともとこの二人が所属する4機捜は、事件の初動捜査を担当する部署。
最初に伊吹がいいます。
「機捜って、いいなぁ。だれかが最悪の事態になる前に止められるんだろ～」
いいセリフで伊吹ともども大好きです。
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