増税の雲行きで出まわった「#自民党に殺される」
でも他に投票する政党なんてないじゃない
そう思う人も多いはず。
垣谷美雨さん新刊「あきらめません!」
最近ハマっている垣谷美雨さんの新刊
「あきらめません!」を読みました。
定年退職した主人公・霧島郁子は、イングリッシュガーデンを夢見て
まわりから「あり得ない選択」といわれた
夫の田舎に帰って姑と同居(正確にいうと隣の家だけど)をすることに。
そして、とあることがきっかけで女性市議会議員を目指すという
さらに考えもしなかった選択をします。
年代が違う二人の視点
物語は主人公・霧島郁子(60代)と
夫の田舎に住んでいる主婦・落合由香(30代)の二人の視点で
交互に描かれていきます。
ふたりの私生活、夫の事もそれぞれの目線で描かれます。
冒頭、由香は郁子のことを周りのうわさで耳にする立ち位置
でも郁子に実際に会うと全然うわさと違っていて驚くなど
違う視点での描かれ方もおもしろい。
そして議員になり町を変えようとしていく郁子と
それに触発されドンドン変わっていく由香
元来の自分の力に目覚めるアラカンと
その出会いによって人生が変わっていく30代
見どころ、読みどころの多い本でした。
愛想笑いは必要ない 嫌なものは嫌
垣谷さん作品にハマったのは、お話自体もどれも面白いけど
細かい部分で共感がたくさんあるところ。
特に由香のエピソード
パートの休憩室で親切に接してくる守衛のおじさんがいますが
どこかイヤらしい目で、いつもゾッとしてるのにそつなく接してしまう。
「嫌だ嫌だと思っているのにニコニコしてるから付け込まれる」
そう年上女性に言われます。
女がニコニコしてたら嬉しがると単純に思い込む
まさか無理して愛想笑いしてるとは想像もしない
男をつけ上がらせない方法を教えてほしいもんだわ
女性って我慢強いです。
だから嫌なこともそつなく流してしまう事も多い
普段から嫌な事は嫌と言えばいい、いや、言うべきって部分に共感です。
また「育児や介護は女にやらせておけばいい」という男性の無意識な思いが
保育士や介護士の給料の低さにも繋がっている
だから日本は老人ホームや保育園の不足で、結果
育児や介護を女性がするため仕事を辞めることも多い。
ここ、共感しかありません。
この話のようにうまくいかないだろうけど
「一人では何もできないが、一人でも始めなければいけない」
まずは一読をおススメしておきます。
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