ちょっと、シエスタ

さぼりグセのある元ダメアラフィフ、現ダメアラカンが日々の出来事を気ままにつぶやきます

息子の涙

母のお葬式で、久しぶりに息子の涙を見ました。

 

家を出るとき、ハンカチなんか要らないとか言っていたくせに… 

怒られて泣いていたのは遠い昔

小さい頃はそれこそ、よく泣いていました。

まあ、おもにわたしに叱られてですが。

 

我の強い子だったので、よく母に

「疳(かん)の虫がいる」と言われていました。

昔の人はよく言いますよね?

 

数ヶ月に一回は、めちゃくちゃなわがままを言って怒りをかい外に放り出される。

 

親としていけない怒り方かもしれませんが、当時はわたしも若く

シングル母として一番気を張って生きている頃だったので…

怒りはすぐに頂点に達していました(笑)

 

我が家の年中行事

一度、暗くなった部屋の電気をつけると

「電気つけないで!」と言いがかりのようにわめいたことがありました。

 

支離滅裂な理由をを言ってきて手がつけられない感じです。

※現在、なぜあのようなことを言ったのか本人もわからないそうです…

 

わたしの怒りはマックスになり

「文明のない、電気のない山へ行け!」と放り出す。

 

すると母が「虐待と間違って通報されるからやめて!」と言って家の中に入れる。

 

という寸劇を、数ヶ月に一度の行事ごとのように繰り返していました。

 

いつからか、パッタリとなくなりました。

 

泣かない息子の涙

コスモス

卒業式や空手の試合に負けた時も苦笑い。

ケガの痛みとか、感動とか、そういうものでも泣かない人なので、

それから息子の涙は一切見たことがありません。

 

なので、お葬式の時も泣いていませんでした。

 

ただ棺を閉じる、ひとりずつの最期の別れの時

息子の番になり、ずっとしばらく黙って立っていたのですが

突然、嗚咽が聞こえてきました。

 

見たことない姿に驚きました…

 

そして、そのあと

「ありがとうございました」

と、棺に向かって深く一礼をしました。

 

ああ、時が流れたんだなぁ…と

変なところで子供の成長を感じると同時に

母も喜んでくれたかなぁ…と

勝手にそう思うことにしました。

 

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