8月はまだ3日あるけど、いま口を開けば「台風」と「米がない」話題ばかり
なので現実逃避に書いていきたい(苦笑)
美しい文章に心動かされる
いつも流行りから一歩遅れているアラカンです。
『羊と鋼の森』は2016年本屋大賞ほか、さまざまな賞も受賞し
ベストセラーになり映画化もしました。
写メ撮るの忘れた・・・ポチしなくていいから貼らせてください
気になってて、やっと読みましたが
「読んでよかった」
心からそう言える本です。
主人公・外村は高校生の時、ピアノ調律師の板鳥と出会い
ピアノの音に心惹かれ、調律師になり音の世界と向き合っていきます。
半人前の彼が、個性豊かな調律師の先輩たち、さまざまなお客
そのなかでも双子の高校生・和音と由仁たちと出会い
調律師として成長していく話ですが
ストーリーだけを紹介すると陳腐になります。
とにかく文章が素晴らしく、書き留めたいと思う文が
あちら、こにらにあります。
選べないけど、ひとつだけ書き留めたのは、これ
ピアノが、どこか溶けている美しいものを取り出して耳に届く形にできる奇跡だとしたら、僕はよろこんでそのしもべになろう。
それを知った時から、世界が変わる
イメージにピッタリな画像を発見!!!
外村は幼い頃から音楽に触れていたわけでもなく
ピアノのことも、音楽のことも知らない。
それを引け目に感じていたけど、でもピアノに出会って
これまで自分が知っていた美しいものに気づくのです。
祖母が作ってくれたミルク紅茶
泣き叫ぶ赤ん坊の眉間のシワ
裸の木など、自分は昔から美しいものを知っていたんだ、と。
打ち込める「何か」に出会えたか、出会えないかで
人生は変わるのかもしれません。
真摯 ひたむきな姿勢に心打たれる
ひとりの少年がピアノに出会い、成長していくだけの話ではあるのですが
なぜ、こんなにも素晴らしかったんだろう?
考えると外村や周りの先輩調律師たち、双子の和音と由仁
すべての人たちがピアノ、音に真剣に真摯に向き合っています。
それを読んでいるだけで気持ちが清々しくなるのです。
前に読んだ『船を編む』もそうでした。
辞書、言葉の世界に真摯に向き合っていました。
急に自分の推しの話に飛んで、とっても恐縮ですが・・・
ヒゲダンにこの年でこんなにハマったのは、曲が好きなのはもちろん
決定づけたのはライブでのトークでした。
音楽と観客に向き合う、真摯な姿勢に大感動してです。
美しいと感じる、好きなものにひたむきに向き合う
そんな純粋な気持ちに年をとっても触れていきたいです。
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